sageszk's blog

笑顔とプリズムの煌めきを追い求めるブログ

『輝夜月LINE@ZeppVR2』 ​をライブビューイングで観てきたのメモ

令和のみなさん、こんばんは。
『輝夜月LINE@ZeppVR2』に行ってきました。

世間はゴールデンウィーク真っ最中ですね。

みなさんはどのぐらい休みがありますでしょうか?10連休の方もいらっしゃるとかなんとかで、下手したら年末年始より長いんじゃないか、なんて人もいたりして。年末進行よりGW進行の方が重要じゃねえか!なんつったりして。

僕は、4月中は仕事があったのですが、5月に入ったら予定がない!という状態になってしまいました。予定がないのもなんだかなぁ、と思って色々探していたところ、たまたま『輝夜月LINE@ZeppVR2』のライブビューイングを発見しまして、物の試しに、ぐらいの気持ちで昨日チケットを予約しました。

そんなわけですから、楽曲の予習もせずに特攻したという次第です。一部の曲というか、曲の一部は聞いたことがあったので月ちゃんの曲の雰囲気は多少掴んでいるが、どこでどういうコール入れられる、とかそういうのまでは気が回っていない状況でした。

ちなみに、輝夜月自体についてはブログの他の記事読んでもらえばわかると思いますが、知ってますのでご安心を。まったく知らないアーティストのライブに行ったというわけではございません。

とにかく、ライブビューイングに行ってみたかったというのと、VRライブってどんなもんじゃい、というのと、興味本位で参加してみたという感じです。

本記事につきまして、前半はライブに関する純粋な感想、後半はVRライブに関して思いついたことについて書いていく予定です。



ということで、まず感想から。

「ライブビューイングって、要するに応援上映でしょ、わかるわかる」ぐらいの気持ちで劇場入りしまして、ポップコーンとドリンクを手に着席。劇場の物販で光る棒が売り切れてましたが、念の為持ってきた棒が光るかどうかだけ一応確認し、上映前の広告動画をポップコーン食べながら眺めます。今後上映される映画じゃなく、ライブビューイングジャパンの広告動画だったので、観たことないものばかりでした。

動画が1周し終えると上映前案内みたいな画像、物販情報、と画像が変わっていくんですけど、このあたりで当初抱いていたものとの違いに気づきます。

「CM中に客がペンライトを振らない、動画に向かって声を出さない・・・だとッ・・・!?」

『プリティーシリーズ』の応援上映に行き過ぎているせいか、誰かしらが声を出しているのが当然だと思っていたのでシュンとしちゃいました。その後、アナウンスが入っている最中も、ライブが始まるときも、あんまりペンライト振ってたりする様子が見られませんでした。なんかこう、意外というか、この辺りの「ライブビューイングを楽しむ方法」って事前に共有されていたほうが良かったのかな、と思ったりしました。

で、ぬるっと中継映像に切り替わり、最初はクラスター上のお客さんがわちゃわちゃしてる様子が映し出されていました。一方的に知っている人も含めてですけど、「あ、○○さんおるやんけ」みたいなのがあって個人的には面白かった。アイコンで認知されておくと色々と得なのかなと思ったりしました。あと、一応公共の場に配信されているので、版権アイコンは遠慮してくれって心の底から思った。別に権利者じゃないんですけど、若干胃が痛みました。

OPからEDまで含めて、演出はすごくよかったと思います。ライブ参加者は平成から令和に向けて世界一高い建物を登っていくが、それを邪魔しにくる平成にしがみつく老害(?)。老害を置いて我らは令和へ行くのだ!という、とにかく前に進もうという月ちゃんのメッセージが伝わってきます。OPやEDだけでなく、ライブシーン含めても言えることですが、劇場の大きなスクリーンで観ることによる迫力が感じられて良かったです。当然ですが、いつものスマホやPCモニタとは比べ物になりません。

イベントは、体感でトーク半分、歌半分な感じでした。トーク部分は、VRの参加者に嫉妬する以外なんの感情も持ちませんでしたが、VR参加者の満足度は異常に高かったでしょうね。「ハグしょう!」なんて言いながら会場をグルグルあるきまわったり、一緒に写真撮ったり、アイコン覚えられてる人は名指しされてたり。月ちゃんのそういうとこ、すごくいいと思います。ファンサの鬼ですね。

まあ、映画館で観ているこっちはもうポップコーンが進む、進む。結局、ライブの時間が1時間だったのにポップコーン食べきりましたからね。

とにかく「次はVRで観たい!」と思わせるには十分な視聴体験でした。



感想はここまで。ここからは帰りがけに思ったこと。

ライブシーンについては色々と思うところがありました。

『プリティーリズム』シリーズでCGキャラクターのライブに出会い、シリーズを追うごとに進化していく様子を観ていたので、こうしてライブ会場にCGキャラクターが立ち、ライブをし、それをVRで観ている人がいて、そのVRで観ている人たちを含めて成立しているライブを映画館で観る、という構図がすごく感慨深いです。余談ですが、輝夜月ライブは超久しぶりにスケート靴を履いていないCGキャラクターのライブでした。スケートの疾走感が恋しいです。

で、ライブ観て思ったんですけど、別にこれライブ中にリアルタイムで動いている必要ないですね。プリズムショーを実際やる場合、アイススケートリンクにモーキャプの設備を導入するか、ローション床みたいなものにするかしないと駄目なのかなって思ってたんですけど、収録したモーションをモデルに流し込んで再生出来るのであればそれで全然良さそうです。

リアルアイドルは本番当日に怪我してちゃいけないし、風邪引いちゃダメだし、当日のパフォーマンスがお客さんに観てもらう全てですけど、バーチャルアイドルの場合は事前に入念な仕込みをしておけば当日は何もしなくてもOK、っていうのがありえそう。ってことは、やっぱりこれプリズムショー実現可能なんじゃないか…?その動きをしなきゃいけない、と思いこんでいたので無理でしょうって思ってて、今回のライブ観て視界が晴れた感じがします。ただ、僕自身がエンジニアでもプリズムスタァでもないのでなにか作って出せるかっていうとそうでもないんですけど。実現できそうな人に届けこの思い。

プリズムショーをするならって感じですけど、例えば、有名な無限ハグ。ステージ上のモーションと別に、眼前にフィルターみたいなのかけられたりするなら実現できそう。フレッシュフルーツバスケットも、ステージ上に果物のオブジェクト飛ばしつつ、目の前にランダムな果物が1つ届く、とか。再現できそうな感じしてきますね。いいですね。

ここでプリズムショーは物の例えで出したものなのですが、VRでインタラクティブな点を推しにしているアイドルライブって既にあったりするのでしょうか。今回も、エモートでレスポンスしてたのが印象的で、グッドの親指、拍手、そして令和(うるさい)、といったアクションでステージの上と客席のやりとりが成立していたように思いました。ここからもっと進化していって、会場の内外から干渉しながらの鑑賞が可能になると面白いなあと思いました。

最後にちょっと愚痴っぽい話なんですけど、ライブ中、VRのお客さんとはずっとやり取りしてて、ZeppDiverCityにはカメラ入っててやり取りしてて、って感じで映画館で観ていた僕らがが超おいてけぼりに感じました。なので、もっとこうなにかインタラクションできないものなのですかね、って思いました。専用のアプリで応援ボタン押したら劇場ごとに集計されて演者になにか届く、とかでもいいんですけど。ぶっちゃけ全会場にダミーでもいいからカメラあるだけでも盛り上がりが変わると思うんですけどいかがかしら。正直言うと、ただライブを観てるだけだったので1時間で3000円って考えると普通の映画より割高に感じてしまいます。僕にとってはキンプリ2回分ですからね。

総じて、今回のこのライブビューイング体験、思ったより得るものがあったなという感想です。こういうコンテンツはどうだろう、というアイデアの素がたくさん得られました。元号の切り替わりが、世間的にも非常にポジティブな印象なので、この良さげな空気にいい意味で飲み込まれて行きたいと思います。平成以上に行動力がつくと良いなあ。

ということで、令和も何卒よろしくお願いいたします。