sageszk's blog

笑顔とプリズムの煌めきを追い求めるブログ

「好きなことで生きて行く」ための好きなことが特にない

「好きなことで生きていく」そんな甘言に影響されて仕事に支障をきたしている人こんにちは、そうでない人こにゃにゃちは。

自らをバーチャル世界に投影するアバターの名前を「無個性」と称するほどには個性のつかみどころがなさそう、と思ってます。少なくとも自分では。趣味や好きなことと個性とか自分らしさってのはある程度関連していると思うのですが、その辺りの獲得方法って少なくとも学校では習わない。

自分は、これまで趣味と言っていいものがなかなか身につきませんでした。いまでも無趣味なのかあるいは多趣味なのか微妙なところだと思ってます。物事を突き詰めるほどのめりこみはせず、7割くらい触ったら別のことに興味が行ってしまう。インターネットに小学生の時から触れていたもので、濃い人が世の中にめちゃくちゃいることを知ってしまっていて、「この程度で好きなものだと世に表明して良いものか」という思いもあり。元々特別なオンリーワンとか言ってましたが、そのジャンルのナンバーワンがオンリーワンだろ、という『ドラゴン桜』世界観のほうが性に合っていたのです。

「インターネットは趣味なのか」って話だとそれもまた難しい。ツールが趣味というのは果たして趣味なのか?うむむ。そんなわけで、気になるものが発生したらちょっと触るっていうのを繰り返していった結果、最近ブログに書いているように色々な事を見たり聞いたり体験したりして、何か考えることが趣味、みたいな感じになってます。ルールのないテキストを書くのも嫌いではなくて、もしかしたら「好奇心を満たすこと」が趣味なのかもしれない。

「学問に王道なし」なんて言いますが、趣味や個性を作るのにも王道なんてないのかもしれません。何が個性で何が趣味で、他の人が見たらこう思ってるだろうけど自分はどうだ、とか、よくよく考えてみると趣味とか個性とかを考えること自体が何の意味もないのかもしれない。

とはいえ、何か、何でもいいから見つけたいって人もいるのかなと思います。そんな人のために自分が言えることとしては「迷子になったほうがいい」ってことです。意図的に迷子になったことありますか?知らない土地から自分の家まで地図を見ないで歩いて帰ったりしますか?迷子って意図してやるとめちゃくちゃ学びがあります。迷子のなり方としては、交差点でわざと知らない方向に歩くとか、栄えてなさそうな道を行くとか、一駅手前で降りて散歩するとか色々あります。もう、道を歩いてると発見だらけで、たまらんのですわ。面白い名前のお店、変わった景色、どこかでみたようでもまったく知らない街並みで暮らす人々に思いを馳せたり。散歩の記録は写真に収めてもよいし、ポケストップを回すでもよいと思います。

何か新しいことに近づきたかったら、まずは一本違う道を歩いてみやがれってんですよ。趣味がねえとか言ってる奴は道草の食い方でも学んでろ、ってことです。
(※草を実際に食べる場合は、まあ、その、お気をつけて。)