sageszk's blog

笑顔とプリズムの煌めきを追い求めるブログ

後悔しないためのワンクリックと公開するためのワンクリック

先日、久しぶりに大学時代のゼミの集まりがありました。元々、開始時刻から遅れて到着する想定だったんですけど、どうしても顔は出したいから遅れても行きますと伝えてはいたものの、結果的に2次会ラストオーダーぐらいのタイミングで合流しました。普通に考えたら超大遅刻なんですけど、2次会参加率の高さもあり、思ったより多くの方と交流できたので遅れてでも行けてよかったです。

大学時代にお世話になったゼミは、大学前半にほぼ単位取得してなくて留年みたいな状況になったおかげで所属できました。1年、2年次併せて20単位程度を取得という成績を修めましてね。大学に行っていなかった方向けにこの数値がいかほどなものかを説明すると、通常は1年間でだいたい40単位程度取得します。なので、2年間で通常の学生の4分の1程度、学業に励んだことになります。

当然、そのままゼミ所属するわけにも行かず、留年のような扱いになり、所属年度がズレたおかげでたまたま1期生として参加できるようになったという経緯なのです。奇跡的なタイミングでいいゼミに入れたなあと今でも思います。当時は、尖った学生が集まる場所、みたいな位置づけだったように記憶しているのですが、いまでは雰囲気が変わって安定志向というか、いわゆる意識が高いというか、おとなしい人たちが多いと聞いて、時代は変わるのだなあ、など思ったりしました。

ゼミは、自分らが1期生ということもあり、なにもない状態から居場所を構築していきました。週に1度のゼミとはいえ、ゼロからの環境構築はなかなか勉強になったと思います。自分が何かをやりたいときには「いかに人を巻き込むか」、他の人が面白いことをやろうとしているときには「いかに流れを大きくするか」みたいな、物事を成し遂げるためのやり方を学んだ気がします。でも、いくつか生じた小さいプロジェクトに思いっきり参加できていたか、というとそうでもありませんでした。当時、もう少しだけでも自宅で何か作る、やる、調べる、そんなモチベーションが起きていたらまた別の結果になっていたかも知れません。学生時代はひたすらにニュースを読んだりネット配信に参加したりすることに夢中になっていたので。もう少し挑戦する心があればよかった、の反省からいま自分の中の何かがメラメラしてるだと思います。

人と話していると、自分に対して何かと高い評価をいただくことが多く大変恐縮なのですが「なにかやってくれそう」みたいな言葉をかけられても「確かになにかやるつもりではいるが」としか思えず、褒められた気もそんなになかったのです。最近は、会う人に「最近ブログやっててー」なんていうと「見てますよ」と言われて大変恐縮なのですが、こちらは純粋に生み出したものを見てくれていることが嬉しいです。

この数ヶ月は、やりたいことを聞かれると第一に“VRです”って回答するくらいには興味・関心の高まりがあります。本当に多種多様なアプローチでVRに関わっていくことが出来ることも最近わかってきたので、自分がどの角度から触っていくか、みたいなところも少しずつ検討していきたいところ。日々、行き帰りの電車の中で読み進めている『VRは脳をどう変えるか?仮想現実の心理学』には、色々なヒントが詰まっている気がするので小出しにでもまとめていこうかなと思います。自分が何故ここまでVRに熱中するようなっていったのか、どこまでやる気があるのかは、形にしないとおそらく伝わらないので、これもがんばるやつ。他の方がTwitterで書いていた言葉ですけど、スポーツに対して「VRは練習を変える、ARはプレーを変える」というようなことを言っておりまして、この考えを突き進めていくのもいいのかなあ、とも思いました。

人から頂いた「なにかやってくれそう」感は確かに受け止めつつ、牛の如き歩みになるかと思いますが、いまやっている物事ひとつひとつに、皆様ひとりひとりが注目していただければ、いつかは「なにかやっている人」になれると思いますので、引き続き興味を持っていただけますと幸いです。これは僕に対してだけでなく、応援したい人やコンテンツがある人それぞれに該当することだと思います。コンテンツが飽和しまくっている昨今、あなたが見つけたそのコンテンツは明日もあるとは限りませんよ、と。好きなものには、好きな気持ちを形に表すワンクリックを惜しまないようしていきましょう。