sageszk's blog

笑顔とプリズムの煌めきを追い求めるブログ

『技術書展5』に行ってきたよという報告の回 ​

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10月8日、池袋サンシャインシティ2F展示ホールDにて開催された『技術書展5』に行ってきました。

techbookfest.org

先日、NHKでも記事にされていましたね。っていうかアイちゃんに引き続きNHKに便乗している人みたいですね。実際はそうじゃないんですけど、今日になった理由は後述。

www3.nhk.or.jp


公式サイトによると『技術書展』とは、

新しい技術に出会えるお祭りです。
技術書典は、いろんな技術の普及を手伝いたいとの想いではじまりました。
技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、技術に関わる人のための場として『技術書典』を開催します。

とあります。

技術書とは、こちらも『技術書展』のサイトから引用しますと

技術書とは、「ITや機械工作とその周辺領域について書いた本」を指します。ソフトウェア、ハードウェア、開発環境、コンピュータサイエンスからその他科学・工学全般などのジャンルを対象としています。

ということだそうです。わかりやすいのはプログラミング技術。特定のプログラミング言語について書かれたものが多い印象です。他には、○○を使った実践とか、○○をするには、みたいな実践系だったり、日本語の情報が少ないような技術ではここでしか手に入らなかったりする本もあるようです。

僕自身は、今回が2回目の『技術書展』でした。前回は『YATTEIKI Project今日からはじめる技術 Podcast』を目当てに行ったのですが、開場5分後ぐらいにふらっと行ったら大行列で、整理券をもらって入場できたのが1時間後という状況でした。その当時の心境がこちら。

入場してからも人が多く、どこを見ても技術書だらけの不思議な空間でした。僕は日常的に技術書を必要としていないので、ここまでの需要があることにまずびっくり。それ以上に供給があることにもびっくりしました。細かい目的はそれぞれ異なると思いますが、とにかくみんな技術書を求めている人たちなんだ、というのがとんでもない非日常だったのでとても興味をそそられました。実際いろいろ買いすぎて帰りが重たかった……。ダウンロード版もあったんですけど「いや、紙っしょ」っていう謎理論で優先的に紙の本にしていったので、完全に自業自得だったのですが。

今回、僕が行ったのはもちろんバーチャルYouTuber関連の技術を探しにいく、というのが目的でした。UnityもLive2Dも問わず、見つかったものを買っていくスタイル。なにせ人が多くて、技術書のコミケ、と言ってもいいぐらいに混雑しています。ブースを見つけるのにも一苦労で、人の流れがあるんだかないんだかという状況の中、人気のブースには人だかりもあったりで大変な賑わいでした。

ちなみに、人が多かったということはお金も動いたんでしょ、というもっともな疑問が湧いてくるかと思います。そんなレポートを書かれている記事を読んだのでぺたり。

技術書でご飯は食べられるのか? #技術書典
shu223.hatenablog.com


技術書って、もちろん自分が技術を持っていないと書けないので、「技術がある」時点でお金に変えられるのですが、技術を広めることによってさらにお金が手に入る、というのは素晴らしいことだなと思います。自分の力で稼いでいる感が強くて、とても良い。

技術書と関連するかちょっと微妙ですが、『マッハ新書』という概念も今年生まれていたりします。『マッハ新書』とは、12時間以内に執筆を終えて出版された電子書籍のこと。@GOROmanさんが生み出した、ある種のネット上の遊びみたいなものかなと僕は解釈してます。遊びにしてかなり高度な技術を要するものですが、一度公開された書籍に対して読者から指摘が入ったり、新情報が入ったりする度に少しずつ改訂されてゆき、アップデートされることが前提となっています。長いようで短いような12時間の中で文章を書いていくと、誤字や書き間違い、認識違い、情報の抜け漏れなど起きることは当然想定されます。そういうのも含めて楽しむのが『マッハ新書』なのかなと思ってます。

マッハ新書とは
booth.pm


こういうのが盛り上がってきていることもあり「自分の知識を発表するための執筆」みたいなものがちょっとしたブームになってきているのかもしれません。もしかしたら執筆に限らず、YouTuberとかもそういう発想に近かったりするかも。バーチャルYouTuberなんてのはまさに技術の結晶的なところありますし。


で、この話本当はアツいうちに書きたかったんですけど、写真が、ね。


用が済んだので会場を出ようと思ってエスカレーターを降りた後、記念に看板の写真撮っておこうと思ってまた登ったのですね。登りながらふと「あ、vtuberとして訪れたことにしたい」という欲が湧いてきまして。本当は、池袋についた時に「『カスタムキャスト』で自撮りしてやろう」と思ってスマホをいじいじしてたんですけど、自撮り棒がないと看板を含めて撮るのが難しい事に気づきまして。そこで思いついたのがあとで合成、だったのでわざわざ空間を空けた写真をひとりで撮ったのです。この写真をあとでアバターと一緒にいた感じに編集します。

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この場合は『カスタムキャスト』じゃなくて『Vカツ』を使うことになるのですが、ただただ、合成するための素材撮影がめんどくさくて。Vカツ起動→クロマキー撮影→合成編集、の作業がどうがんばっても30分ぐらいは最低かかってしまう。僕が使ってるのはWindowsMRなのですが、たまに認識されなかったり、起動時に『Vカツ』が不安定だったり、そういうのも含めて30分で済んだらいい方、みたいな所もあります。それで時間取れそうなタイミングを見つけたので公開に至った、というわけです。事あるごとに自撮りみたいな画像アップロードしている人、使っているツールが違うかも知れませんが本当にすごいと思います。

一応今回撮った方法を書いておくと、最初は『Vカツ』内のVRモードでクロマキー背景にしたものをOBSで録画したのですが、足まで入っていないことに気づいて撮り直しました。キャリブレーションがなかなか難しくて、『バーチャルキャスト』と違ってスタジオ内でカメラを動かせるわけでもないので苦労しました。過去の画像も全部そうなんですけど。なので、今回はカメラモードで起動して、プリセットのポーズをスクショしました。ただ、表情を変更させるのが難しく、表情ボタンを押している間しか表情が反映されなかったのです。対策として思いついたのが2択あって、1.つまようじとかクリップをキーボードに挟んで押した状態を保つ、2.録画する、だったので、今回は録画しました。結局Premierでキー抜き、テロップ、スクショまでやっちゃうので動画でいいやと思って。っていう未知のトラブルも含めて撮影したい、ってなると30分で済んだら良い方、となるのです。

こういうことをやりたい人ってどのぐらいいるのでしょうか。もしくは、できるようになったらどのくらいの人がやってくれるのでしょうか。ってことで、この経験を踏まえてVRMモデルを読み込んで撮影できるアプリがほしいなと思いました。モデルを読み込みさえしてしまえば気軽にアバターをリアルに召喚して写真撮影ができるアプリ。1人で旅をするときにでも自分のアバターを配置して写真が撮れたら多分楽しい。自分の位置に後でアバターをすり替えるのでもよいのですけど、その場で撮影してTwitterにアップロード出来るのが一番うれしい。

というようなことを、実現出来そうな技術書に出会ったので思いつきました。とりあえず本の通りにやってみてから、このアイデアが実装できるのかを試してみたいと思います。アプリ作ったことないので、平成のうちに完成するかもわかりませんがとりあえず触ってみようかな、と思いますのでよろしゅう。