sageszk's blog

笑顔とプリズムの煌めきを追い求めるブログ

『TikTok』どうよ?な話

f:id:sageszk:20181121155557j:plain

最近ってほどでもないですが、『TikTok』ってどうなんだろうと思うタイミングが増えてきました。誰がやっているのか、何があるのか、何に使えるのか、誰が使うと良いか、そもそも自分が見て面白いのか、といった思いが巡り巡っている最中でございます。

www.tiktok.com


そもそもの『TikTok』のイメージは、大方の予想通り“最悪”です。鬱陶しい動画広告という印象に加えて、何勝手に著作物使っとんねん、という最悪の動画投稿プラットフォームでした。(えっ、『ニコニコ動画』にも著作物たくさんあったじゃないか? 知りませんそんなの。)とにかく、早くどこか大きい概念に怒られて消えてしまえばいいのに、という気持ちしかなかったのですが、最近は正式に音楽の供給があったりするようで、まあ人の多いところには乗っかりたいよね、わかる、という流れも出てきているようです。

たまたま、知り合いが『TikTok』を見て時間つぶしてる、と言っていたのでちょっと話を聞いてみました。『TikTok』でどういうのを見るのかが一番気になったので聞いてみたんですが、「人」で見るパターンと「ネタ」で見るパターンがあるようでした。人は、『TikTok』での人気者がいるようなので、その人の動画を見て回ったり、テレビに出たりメディアに取り上げられた人をとりあえず見てみたり。あとは単純にかわいい、かっこいい人の動画は良く見るようです。
ネタで見るパターンは、気に入った曲の動画を巡回したり、多く真似されている編集スタイルのものを見てたり。動物ネタとかストップモーション的な小ネタもあったりするんだとか。化粧とかモーニングルーティン的なジャンルもあるようです。あとはまあかっこいい、かわいいを利用したブサイクもネタの一つと言えるんじゃないでしょうか。とにかく、一度流行ると同じスタイルの動画が量産されていくようで、気に入ったジャンルが見つかったら延々時間潰せるのもなんとなくわかります。

配信している側としては、オススメに載るというのがひとつの目標となっているようです。オススメに掲載されるとPV数もフォロワー数も爆上げになるのでしょう。編集もアプリ内で出来るよ、という話を聞いたのでちょっと触ってみねばならんなという気持ちは芽生えてきました。そのうち挑戦したいですね、『TikTok』。

でね、この傾向って既視感があるなと思っていまして。冒頭で知らないなんて嘘ついてしまいましたが、(流行っていた頃の)『ニコニコ動画』にそっくりだなあ、っていう感覚なんですね。使い勝手の良かったトップページのランキングが『TikTok』のオススメ欄に相当するもので、フタエノキワミ、グルメレースみたいなネタに合わせた大流行も『TikTok』の傾向とクリソツ。人も人で、ボカロP、歌い手踊り手、○○やってみた系、「またおまえか」「お前じゃなかったらどうしようかと」的なノリになんとなく近いと感じます。まあ『ニコニコ動画』がオタク寄り、『TikTok』は多分リア充寄りだと思うので、ウケるネタの傾向は違うと思うんですが、多感な10代が満足するメディアはこのような傾向があるのかもしれません。

んで、「いま参入すべきか?」って話になると「やりたきゃやってみれば良い」って回答しかできません。というのも、いつまで『TikTok』にたくさん人がいるのかわからず、若者が複数のメディアを渡り歩いているという話も聞きますし、飽きやすい人たちであると思います。僕自身は情報をストックしておくことにも価値があると思っているので、残る形でブログ書くなどしていますが、若者はそうでもないようですぐ消えるメディアも好んでいるようですね。『Snapchat』、『SNOW』、『Instagram』のストーリー、ほかにもあるでしょうが、すぐ消えるメディア(エフェメラルSNSとかいう舌噛みそうなやつ)を好むようで、SNS自体も同じところに棲み着かないんじゃないかなとちょっと思ってます。

すぐ消えるものの他には、ライブ配信を好むようです。とうとうライブ配信が趣味になる時代が来たかという感じですが、スマホのカメラが発達してカメラマンが増殖したのと同様、気軽にアクセスできる配信メディアが増え、スマホの一般化、回線の充実もあったのでそうといえばそうなのでしょう。『Winamp』のプラグインでねとらじ配信していた時代からすると大進歩なのです。『シャオ志向』とか『水おいしいです^o^』とか見て一生懸命設定してた時代とは違うんですよ。言うなれば趣味でタレント活動が出来て、運が良ければお小遣いも手に入るかもしれない、そんな時代です。したらば掲示板にレスしてたあの頃とは違うんです。

話戻しますと、「『TikTok』の次を探せ!」って話になると、多分リアルな高校生の動向を見守るしかないと思います。開発者側の動向を追ってもいいのですが、大人がどんなに良いと思うサービスでも、実際使われないと意味がないので、ユーザーの動向を追うしかないんじゃないですかね。流れとしては、いまは消えゆくメディアにお熱ですが、今度はひたすらストックしてくことが流行るかもしれないし、また別の軸になるかもしれない。ライブ配信も、いまのコメント読むスタイルからもっと変わっていくかもしれないし、タレントのあり方も変わるかもしれない。これまでの常識を丁寧に疑ってみることで、今後の先読みがちょこっとできたりするかもしれません。

とか考えてるときにちょこっと検索してたらこんな記事見つけたので僕はもうだめかもしれない。

diamond.jp

もしくは、まだ大人じゃないと言い張るかだけど、ねとらじの話している時点で割とあうあう。もうだめぽ。

■以下関連リンク

シャオ志向
水おいしいです^o^
ネットラジオサイト ねとらじ